t 『光ファイバーの幸』・『風の幸』・『私のウエノハラ論』・『私の経済学と経営工学と社会工学』


八王子から中央線で25分、『首都圏に一番近い田園都市上野原市』では、第3セクターによって山間の一軒屋まで張り巡らされた光ファイバーが本格的利活用の時を迎えました。

私たちは、毎月1,050円で情報終端ボックスという『白い箱』にテレビを繋ぐだけで一家に3~4台までならブースターなしで地デジの首都圏7波と山梨4波のハイビジョン映像とFM放送を視聴でき、高速ブロードバンドを月額3,675円で利用できます。その上、双方向の音声告知端末という『黒い箱』によって1人暮らしのお年寄りの安否確認やサークル活動などの連絡と応答、行政からのお知らせや災害情報連絡などができるようになっています。第3セクターによる市議会のノーカット中継録画や神社や寺院の例祭・駅伝大会・市民合唱祭・伝統芸能などのコミュニティー活動のTV放送が視聴できます。情報基盤整備事業による『光ファイバーの幸』であります。

私たちは、首都圏に一番近い田園都市で、河岸段丘=リバーテラスが生み出す『風の幸』にも恵まれています。上野原市はリバーテラスの街です。人々が住まう台地や緩やかな山の斜面を川筋から吹き上がる風がいつもさわやかに吹いています。このさわやかな風が、『命の滴』をたっぷりと含んだ朝採り無農薬野菜や四季折々の木の実や首都圏のシェフに評価される鶏卵の味覚を生み出しています。

1992年に、縁あってこの地に新設された大学の経営工学科に着任し、18年間この地に住まっている私の論理と感性がとらえた上野原市の『光ファイバーの幸』、『風の幸』、『私のウエノハラ論』、『私の経済学と経営工学と社会工学』を新しいブログに書きとどめます。引き続きよろしくお付き合い下さいますようお願いします。

2010年7月   谷口ウエノハラ研究室 代表 谷口 文朗


『リバーテラスの街ウエノハラ』

①写真中央がJR中央線 上野原駅。その海抜は185メート ル、②背後に広がる中心市街地を通り抜ける国道20号線の最高地点は海抜264メートル、③桂川護岸は海抜 167メート ル、④街と駅の中間に位置する中央道上野原インターチェンジは海抜248メートル。


『風の幸』‐2  ウエノハラの『風の幸』商標のモットー  2010-7-25

登録商標1.新しい『ブログⅡの風の幸-1』で、ウエノハラのみなさま方が年商1億円を超えるところまで育て上げられた中央高速道路上り線談合坂サービスエリアの野菜村を念頭において出願した『風の幸』の商標を私は『喜捨ベース』すなわち、『出世払いで、商標使用料をご自分で決めて頂く、さらに、使用料の支払いは、通貨でもよし、商店街のケヤキシールでもよし、野菜などの現物でもよし』という形でご利用頂くと記しましたが、1つ条件があります。

それは、あえて漢字で書けば『風の幸の憲章』とでも言うのでしょうか、『風の幸のモットー』を忠実に守って頂くということです。

ウエノハラのみなさま方が築き上げられた『朝採りの無農薬野菜という信用』を守らなければならないからであります。

2.『風の幸憲章』私案
私は、『風の幸憲章』について、現在にところ、次のような内容を私案として想定していますが、守らなければならないのは『ウエノハラ全体の信用』でありますから、『万機公論に決すべし』を実行しなければならないと考えています。

ご関心を頂けるみなさま方からご意見を頂きますようお願いします。

『風の幸の憲章』
第1:私たちは、上野原市のリバーテラスを吹く風が生み出す無農薬の朝採り野菜に含まれる命の滴(しずく)と味覚と栄養を『風の幸』商標とともにお届けします。
第2:私たちが『風の幸』商標によってお届けするのは、リバーテラスの街に住む私たちの『元気とまごころ』です。

第3:お買い求め頂いた『風の幸』商品へのご意見・ご感想とリピートオーダーを○○○@ubcnet.jp宛てメールで頂ますようお願いします。

3.『風の幸の憲章』に託する私の思い
私は3つのことを『風の幸の憲章』に託しています。

その第1は『品質はプロセスから生まれる』という思いです。『風の幸』商標が保証する新鮮野菜の真価は、野菜に含まれる滴り落ちんばかりの『命の水』だと私は思っています。きゅうりはまっすぐであるよりは切り口がみずみずしいことが大切、なすびはぴかぴかであるよりはしっかりと固いことが大切、葉っぱに虫が食べた小穴があることは無農薬の証明というのが私の思いです。

第2は『信用』の構造です。『10年間に10の信用が蓄積される姿をグラフに描け』という課題が与えられた時、『信用は毎年1ずつ信用が積み上げられ、10年目に10になることはない』というのが私の考えです。信用をY、年数をXと表現すると、答えは、
『Y=X』ではなく、Y=(0.1)×(Xの2乗)
というわけです。最初の1年、すなわち、X=1の時のYの値は、(0.1)×(1の2乗)=0.1、3年目のX=3の時のYの値は、(0.1)×(3の2乗)=0.9、5年目のX=5の時のYの値は、(0.1)×(5の2乗)=2.5、X=10の時のYの値は(0.1)×(10の2乗)=10.0、すなわち『10年目に10の信用が得られる』というのが私の答えです。

この式では、1年目の信用は1ではなく0.1、3年目の信用は3ではなく0.9、ある人が途中の5年目で信用を失う失態をやってしまって、信用がゼロに戻ってしまった場合、この人は残り5年間に失態がゼロであっても、10年目の信用は2.5にしかならないということなのです。

第3はリピートオーダーこそ売り手と買い手の双方にとって『自利・利他・円満の証』という思いです。

人間はともすれば忘れる動物でありますから、憲章という形で、1日の仕事に取り掛かる時に確認できる形して、忠実に守れる仕組みを作っておくことがウエノハラのために強く求められると考える次第です。

『経済学・経営工学・社会工学』‐1  経済成長・GDP・成長エンジン-その1 2010-7-22                      

1.経済が成長しないと生活は豊かになりません。参議院選挙のときに『欧米先進国の経済は毎年名目4%で成長しているのに日本の経済はデフレで成長していない』といわれました。『人の身体の成長』は身長で測定します。経済の成長は何を尺度にして測定しているのでしょうか。

2.経済の成長はGDP(グロス ドメスティック プロダクツ:国内総生産)で測定します。『総生産』と書きますので私たちは『1年間に国内で生産されたグッズとサービスの量か金額』と思いがちです。さしあたり、私たちは、企業の言葉で言えば『生産高あるいは売上高』と無意識のうち考えますが、正確には『GDPは付加価値』、企業の業績で言えば『売上高から原料代金を差し引いた金額、企業の言葉で言えば営業利益』と考えるのが正しいのです。
最近はGDPで成長を測定していますが、池田内閣の所得倍増計画の頃はGNP(グロス ナショナル プロダクツ:国民総生産)で経済成長を測定していました。

3.GNPとGDPは何がどのように違うのか、ありていに言えば、『GNPは国籍主義で計算した付加価値、すなわち、国内・海外は問わず、日本国籍の個人と企業が生み出した1年間の付加価値』ということです。これに対して『GDPは領土主義で計算した付加価値、すなわち、国籍は問わず、個人と企業が日本の領土で生み出した1年間の付加価値』ということです。『アメリカで活躍しているイチロー選手の生み出す付加価値はGNPには含まれるがGDPには含まれない』ということです。なぜ日本の経済成長をGNPでなくGDPで測定するようになったのか、それは『日本が国際化しているから』です。

4.所得税や法人税は原則が『国籍主義』ですから、日本の法人税が高いからと言って外国に本社を移されたら税金が取れません。これが『法人税を世界と同じ水準に下げて消費税を上げる』という議論の根拠です。消費税は『国籍主義』ではなく『領土主義』ですから、日本で活動する個人から税金を取るということになります。消費税が導入された時の説明文の冒頭に『経済の国際化』が記されていたことを書きとどめておきます。

5.国民総生産(GNP)にせよ国内総生産(GDP)にせよ、その意味は『生産高ではなく付加価値』、『企業の言葉で言えば売上高ではなく営業利益である』という意味は何でしょうか。付加価値とは『売上高から原料代を差し引いた金額』と定義され、付加価値から給料と借金の利子と税金と減価償却が支払われます。この関係を『産業連関分析の図式』で説明し、『全国に光ファイバーを張り巡らすことが日本経済の成長エンジンになる』という孫ソフトバンク社長の考えを論理づけたいと考えます。『産業連関分析の図式』は経済全体を見事にとらえ、いくつかの仮定の下ではありますが、変数の数と式の数が一致するすばらしい経済理論です。

『光ファイバーの幸』‐1  『第3セクターでTVが地デジになり、ネットの通信速度が速くなった上に、年間5万円も節約できた』! 2010-7-14 

1.地縁血縁から経済合理性に軸足を切り替える時!
『光ファイバーの幸』の第1稿から『お金の話』で恐縮です。
『経済合理性』すなわち、『品質がよくて、料金が安いグッズ(もの)やサービス(役務)が消費者(生活者)に支持されて生き残り、粗悪で割高な料金のグッズやサービスが世の中から消えて行く』ことは経済の根本原則で、『社会の引力の法則』です。私たちみんなが『最小の費用と時間で最大の効果を得る』ことに一所懸命になっているからです。

しかし、『奈良市政が推進した上野原市の光ファイバー事業に反対する集落の有力者や親戚に気兼ねして、情報終端ボックスという白い箱と音声告知端末という黒い箱を無償で取り付けなかった人が、今になって15万円近いお金を払って白い箱と黒い箱を取り付けて、地デジを見はじめた。この人にとって15万円は付き合いのための必要経費で、惜しくはないのだ』という話が私に洩れ伝わって来ています。『経済合理性』を根本に据えてものごとを考えている私にとって驚きであり、『なぜ』という思いから抜け出ることが出来ません。

光ファイバーの利活用の時を迎えて、私は『市民社会の根本のところ』、すなわち、『より少ない費用と時間で、同等あるいはそれ以上の効果が得られる場合、節約できた費用と時間で、これまでやりたかったのだけれども出来なかったことをする』という価値観、あるいは、根本的考え方(哲学)を再確認することが第1歩と思っています。

2.『光ファイバーの幸』を実現するための一工夫
私は、2009年4月に次の枠組みでUBCのモニターを申し出、次の人体実験をいたしました。
1〕テレビ共和会(月750円)は退会することなく、UBCのTVベーシックコース(月1,050円)に加入しました。UBCのTV番組の月間料金は300円高くなっていますが、NHKのBSデジタルを含む衛星放送受信料金が団体割引で月200円安くなっていますので、差し引き毎月の値上がり分は100円です。番組内容の比較は谷口ウエノハラ研究室ブログに新しく設けられた総目次の 3〕・4〕をご覧下さい。

2〕インターネットはUBCのプレミアムコース(月3,675円)を申し込みました。それまではNTT OCNのADSLフレッツプラン(月2,528 円:迷惑メール排除・メールウイルス排除込み)に加入していましたので、NTTのADSLより高くなりましたが、NTTのモデムとスプリッターのリース料金毎月3,090円がなくなりましたので、インターネット利用料金全体は、UBCにルーターとハブの代金5250円を支払ったものの、全体として安くなりました(NTTの光ファイバーからUBCに切り替えた方は節約金額がもっと大きいと思っています)。

料金が安くなった上に、UBCの光ファイバーの通信スピードはADSLの1.246Mb/sから14.363 Mb/sへ10倍以上も早くなりました(最近自宅でスピードテストした結果、時間によって40.826 Mb/s も出る時があるかと思うと2.405Mb/sしか出ない時もあります。私は、現在のところ利用上とくに支障はありませんが、スピードの変動について私は素人ですが怪訝な感じを持っています)。

3〕電話については一工夫し、これまで上野原自宅のNTT固定回線に繋いでいたFAXをFAXの発着と『NTT電話回線からの着信専用回線』とし、これまでの固定電話の受話器を全国どこでも3分間8円50銭のUBCのIP電話に繋いで『発信専用回線』としました。

4〕その結果、電話料金とインターネット利用料金が大幅に節約されました。2009年6~8月の 3ヵ月間の電話代金は直前の3ヵ月に比べると11,684円から3,047円に減少しました。3ヵ月間の節約額は8,637円でした。インターネットネット利用料金は、同じく、16,854円から11,781円に減少しました。3ヵ月間の節約額は5,073円でした。
電話とネットの3ヵ月間の節約金額は毎月4,570円、年間54,840円でした。

3.『光ファイバーの幸』をお金で測ると『私の場合はまずは年間5万円』!
 ものごとの値打ちを測る時に何を尺度とするかが大切です。まずは、みんなにとって共通の尺度で測るのが合理的です。『年間5万円』というのは万人共通の分かりやすい尺度です。

第2の尺度は『時間』ですが、これは人により様々ですから、一概に決めることは出来ません。
 
4.『節約できたお金と時間で何をするか』
次の問題は、『節約できたお金と時間で何をするか』ということですが、これは時間以上に人により様々ということになります。
 
私の場合、『風の幸の商標登録に要した費用と時間は、UBCによる光ファイバーの幸から生まれた』と言ってもよい金額と時間に見合っています。

 『光ファイバーの幸』を生かして、このウエノハラを安心・安全な住みやすい地域にするためにしなければならないことは一杯あります。みなさま方それぞれの立場で、できることから何かをはじめて頂くことを提唱したいと思います。

ウエノハラの『風の幸』‐1 風の幸が商標になった!  2010-7-14

1.昨年7月8日に、私は、ウエノハラPC(パストラルコミュニティー)工房から特許庁に『風の幸』の商標登録を出願しました。今年、4月30日に特許庁長官から『商標登録証』(登録第319647号)が届きました。この商標の対象となる商品は次の通りです。

第29類の無農薬野菜からなる加工野菜(芋するめ、千切り大根、小豆、えんどう豆、そら豆、大豆、落花生)、鶏卵

第31類の無農薬野菜(かぼちゃ、きうり、さやいんげん、しいたけ、しそ、ジャガイモ、しょうが、だいこん、たけのこ、とうがらし、とまと、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ほうれんそう)、ゆず、ブルーベリー、ジューンベリー、木苺、ぐみ、とうもろこし、昆虫(生きているものに限る)

2.私はこの商標を『光ファイバーの幸』と『風の幸』を追求される上野原市内の法人・個人のみなさま方に『喜捨ベース』でご使用願い、ウエノハラをより一層元気にするために役立てて頂きたいたいと考えています。私が考えている『喜捨ベース』とは、「①風の幸の『モットー=約束ごと』に従って使って頂いて効果が認められる場合、②出世払いで、③商標使用料をご自分で決めて頂く」という意味です。出世払い使用料は、「通貨でもよし、商店街のケヤキシールでもよし、野菜などの現物でもよし」と考えています。

3.『風の幸』 に込める私の願い
私は出願に際して、下記の一文を付記しました。
『上野原市は リバーテラス(河岸段丘)の街で、平地が少なく、坂が多い街ですが、丘をさわやかな風がいつも吹きわたっています。この風に育まれて、草花・おいしい野菜や根菜・木の実・尾根筋の鶏舎の鶏卵などが産出しています。干し柿・干し芋・千切り大根なども賞味されています。桂川清流の鮎も有名です。
この地の人々に『この地の産品の品質が 風 に由来していること』を知ってもらい、年間500万人を超える人々が首都圏から訪れる中央自動車道談合坂サービスエリアや秋山温泉でこの商標を用いて販売し、街の活性化に貢献できると考えて出願しています。
この商標によって、自然環境を大切にしてこれを保ち、ともすれば商業主義に流れようとする人々の気持ちに歯止めが掛かかることも期待しています。
なお、会社名のPC工房は、『パソコン&パストラルコミュニティー』と定款で定めています。

4.『冷暖自知』 ― なぜ出願したのか―
「今の日本、どっかおかしいのやないか。そう思うのは、私だけではないはずです。けど、ひとりやふたりの力なんかでこの状況が変わるわけはない、そう思ってませんか? でも、何もしなければ、何もかわりませんな。だから『行動すること』が大事なんです。禅宗の教えでは『冷暖自知』と言います」

これは私が学んだ京都の御所の北にある禅寺 臨済宗 相国寺(しょうこくじ)の有馬頼底管長による『無の道を生きる-禅の辻説法』の最初の一文です(冷暖自知:目の前の器に入っている液体が熱いか冷たいか、見ていても分からない。まず飲んでみる。同書68ページより)。

私が生まれ育った京都と琵琶湖畔の膳所を離れて以来ずっと住み続けた首都圏のアスファルトジャングルから18年前にウエノハラに来て、早い時期に気づいたことは『風の幸』でした。このことのすばらしさを私は平成13年8月に町民会館で開催された『まちづくり、今、何が必要か』という地域創造センター主催のシンポジウムで話しました。また、平成20年6月に開催された情報シンポジウムでも話しました。

しかし、『話したり、書いたりするだけでは、今のウエノハラ、どうにもならんのやないか。何か行動しなければ何も変わらない。海の幸や山の幸は商標になっている。風の幸が商標になるかもしれない』と一念発起して、『談合坂の野菜村を念頭において、風の幸の旗がリバーテラスの風にはためく様子を夢に描いて出願』した次第です。商標は具体的なグッズ(もの)かサービス(役務)を指定しないと認められないからです。

5.なぜ『上野原』ではなく『ウエノハラ』なのか
私が上野原町(市)に新設された大学に着任した当初、何の疑いもなく、上野原地域全体のことを『上野原』と書き、その意味で話しましたが、『地元で、上野原は中心市街地だけを意味するので、上野原と言ったのでは地元の人たちに意図を伝えられない』と教えられました。それ以来、私は『上野原全体』を表現するときには『上野原市』、あるいは、『ウエノハラ』と表記することにしています。ご了承頂ければ幸いです。(つづく)